【イスラム兵に勝てる米軍のチームで発揮されるのはハイブリッド・リーダーシップ】

ハイブリッド・リーダーシップとは、モードⅠ(リーダーが主導的に意思決定、指示を行う)リーダーシップとモードⅡ(全メンバーがフラットに最適解を提案することを促す)リーダーシップを使い分けて発揮されるリーダーシップを指します。

刻々と変化する情勢の中で、誰が最適解を思いつくかはわからない。軍曹が最適解を常に思いつけるわけではない。司令本部には現場の状況は分からない。チームメンバー全員が責任を持って最適解を考え、提案し、出てきたアイディアからベストな選択を行い、軍曹が適切な指示をだせなければ、イスラム兵に殺されてしまう。

大切なことは、チームメンバー全員がメタ認知を働かせ、今はモードⅠでやるべきか、モードⅡでやるべきかを察知し、そのモードに徹することです。それをコーディネートするのが軍曹に課せられた役割だと思います。

不確実性が高く、変化に適切かつ迅速に対応することが求められる大企業において、新規事業を立ち上げ、実現していくために求められるのは、ミドルのハイブリッド・リーダーシップではないでしょうか。