Afterコロナのキーワードはハイブリット

Withコロナのキーワードはオンライン。これは間違いないでしょう。Beforeコロナからの変化はいろいろあるけれど、全てオンライン化と結びついています。では、Afterコロナのキーワードは何でしょうか?私はハイブリッドだと考えます。

Afterコロナでは、BeforeコロナとWithコロナの良いところをうまく組み合わせることが課題となります。ベストソリューションはまだ描けていないのではないでしょうか。ベストソリューションは対象毎に異るでしょうし、ベストソリューションを実現するための新たなイノベーションも生まれることでしょう。ハイブリットはイノベーションの源泉となるような気がします。ハイブリットであることが重要なのではなく、どのようなハイブリットなのかが重要なのです。

オンラインでの部下の掌握に自信を持てず、出社を求める上司が増えているとか。会社全体としてはテレワークを認めていても、「うちの部署は在宅NG」という上司。これを「上司ガチャに外れた」と言うのだそうです。出社かリモートか、どうしてハイブリッドのベストミックスを探さないのでしょうか。週1日出社、週4日在宅というありふれた組み合わせでも、出社の1日をどのように活かすのか、週4日の在宅の効率性を高める出社1日のあり方を最適化すれば、ハイブリットの有効性は画期的に高めることができるのではないでしょうか。外れの上司を変容させる方法論を追求しましょう。「上司ガチャ」とはどちらかしか無いという諦め。ハイブリッドの可能性を理解することが上司にも部下にも必要なのではないでしょうか。

働き方だけでなく、あらゆる分野でハイブリットの可能性を模索してはどうでしょう。理想的なハイブリットを実現するためには、ハイブリットの方法論を構築することが必要でしょう。うまくいっているハイブリットの実例を収集して分析し、その本質的な仕組みを抽出する。その上で本質的な仕組みを体系化し、取組んでいる対象に対するハイブリットのあり方のアイディアを発想する。

来年度の i.school のワークショップで是非やってみたくなりました。